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講談社 マガポケ

株式会社講談社

2023/2/15

2,000万ダウンロード突破! 「マガポケ」アプリのUIデザインを最適化

講談社のあらゆる人気作品の最新話が「最速」で読める「マガジンポケット(マガポケ)」。2,000万DL突破、月間ユーザー数500万人、月間売上10億円*の大人気マンガアプリです。 マーケティング・アプリ開発・アプリ運用を担当されているセガ エックスディー様のチームの一員として、ソニックムーブは2021年よりUIデザインを担当しています。 *2023年2月時点

多くのユーザーから親しまれているアプリだから、 改修は読者の気持ちに寄り添った形で

「マガポケ」はユーザー数でも売り上げ金額でも、版元アプリではNo.1と言える数字を誇っています。
すでに多くのユーザーから親しまれているアプリのUIデザインにおいては、新規のアプリ制作とはちがったアプローチが必要です。

私たちが一番大切に考えているのは、毎日アプリを楽しみに開いている読者の気持ちです。
長年の愛用者が数多くいるアプリでは、それが「改善」だとしても、変化すること自体がユーザーに一定のストレスを与えてしまいます。
デザインの変更による読者のストレスを最低限に抑えながら、より良いマンガ体験をしていただけるように、日々丁寧にデザインを進めています。

サービスコンセプトを再確認することからスタート

ソニックムーブでUIデザインを担当させていただくことになり、まず行ったのは、サービスのコンセプトと理想的なユーザー体験について、講談社様にあらためてお話を伺うことでした。
UI改修、トーン&マナーのブラッシュアップを進めるにあたり、サービスの根幹となる思想を共有いただくことが、デザインの一番の土台になるからです。
長年サービスを育ててこられた関係者のみなさまから熱い思いを伺い、「マガポケ」というアプリの目指す場所について、共通認識を持つことができました。
各画面のUI改修やデザイン作業においては、常にこのサービスコンセプトに立ち返って思考するように心がけています。

コンセプト別のプロトタイプを複数作成
ユーザーテストを繰り返し、ベストな案を決定

ソニックムーブが担当した最初の大きな改修は「作品詳細」画面でした。作品詳細は、「読者と作品の出会い」という重要な役割を持つ画面です。 まずはコンセプトごとに5案のプロトタイプを作成。講談社様、セガ エックスディー様のみなさまに簡易的なユーザーテストにご参加いただき、ベストな案を探っていきました。 UXライティングやマイクロインタラクションにもこだわり、各パーツごとに複数案から1つに絞っていく作業を繰り返しました。 あまりに大きく変えすぎて既存の読者のマンガ体験を邪魔しないよう、また、新規のユーザーにもわかりやすいよう、最適なUIデザインを決定していきました。

デザインガイドライン・コンポーネントの整備と運用の効率化

本案件においては、デザインガイドラインやコンポーネントの整備を進めることで、運用の効率化と品質の向上も目指しています。 当初、同一ファイル内に数多くのアートボードが存在し、デザインデータが肥大した状態でした。そのため、画面のロードが遅い、該当画面が探しづらいなどの課題がありました。 ソニックムーブでは、作業時間短縮とミスの削減のために、デザインファイルの在り方を見直し、さらに開発の際に参照しやすい形で作成し直すなど、地道な作業を進めています。 今後も引き続き、見える部分のデザイン以外でもアプリのクオリティ向上に貢献できるよう、効率的な運用方法を検討していく予定です。

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