インタビュー情報
社名 :株式会社セガ エックスディー(https://www.interscience.co.jp/)
サービス名 :「Comic NORA」(株式会社Gakken様)(https://www.medicil.jp/)
支援内容 :WEBサイト構築
会社紹介
1986〜1998年にかけて刊行されていた株式会社Gakkenの漫画雑誌「コミックノーラ」。そのレーベルをWebで復刻するプロジェクトにおいて、SEGA XD様が企画を担当、ソニックムーブはその開発パートナーとして携わりました。復刻という枠を超え、新たなレーベルとしてどう形作っていったのか――プロジェクトを率いたSEGA XD代表の谷英高様にお話を伺いました。
「ただの復刻」ではない。新たなレーベルとして再構築
── まず今回のプロジェクトの背景を教えてください。
谷様:コミックノーラは「おもしろさ無限大!」をテーマとして掲げ、中学生からおとなまで幅広い層をターゲットにしています。今回は単なる復刻ではなく、新しい漫画レーベルとしての挑戦でもありました。当時のファンに懐かしさを届けつつ、新しい世代にも響くようなサイトにしたかったんです。
Gakken様がイメージしていた実現したい企画に沿って大枠の要件を整理し、開発やデザインの一部はソニックムーブさんと共同で提案・検討しながら進行しました。
ソニックムーブの印象や選定理由
── 以前弊社にご依頼頂いた『ガッコミ』(Gakken様)の開発のときも谷様がご担当だったのですか?
谷様:はい、そうです。僕自身もその時から現場を見ていたので、今回も安心してお願いできると思いました。最初は全部新規で作る案と、『ガッコミ』で使ったWordPressのテンプレートを活用する案の2つを検討しました。スケジュールや予算を考慮しつつ品質も落とさずにいくなら、後者がベストだと判断して。そのときの実績もあるので、自然と今回もお願いする流れになりました。

── 他のご担当者様からもソニックムーブへご依頼頂いていますが、社内でのソニックムーブへの印象はいかがですか?
谷様:特にデザイン面はかなり信頼しています。ソニックムーブさんには他の漫画サービスの開発でもお世話になっているのですが、担当のデザイナーさんが他の漫画サービスをリサーチしてバナーサイズの比較を共有してくださったり、こちらが何も言わなくてもデザイン案を複数提案してくださったりします。
また、こちらの想定よりも1週間程早く提案して頂いたこともあって、そういったスピード感も助かっています。
- 複数サイズのバナー検証:16:9と4:3の比率を比較し、文字情報の収まりや作品の見え方をシミュレーション。運用段階で変更が生じても対応可能な設計をご提案。
- 他社サービスのリサーチ:主要漫画アプリやWebサービスのUIを調査し、ボタン配置やニュースページ幅など、使いやすさや見やすさを工夫。
- ユーザー層別のUI最適化:漫画に慣れたコアファン向けの操作性を重視しつつ、新規ユーザーでも直感的に利用できるデザインを両立

プロジェクトの進行について
── プロジェクト全体の進行はいかがでしたか?
谷様:特に独自に開発してる漫画ビューアーをwordpressに連携していく作業は、ソニックムーブさんも大変だったのではないかと思いますが、ディレクターの倉本さん、原田さんとのやりとりもスムーズでした。特にビューアーの仕様を固めたり開発環境を用意するのに時間を要してしまったのですが、スケジュールの調整やリソースの確保など、ディレクターさんには柔軟にご対応頂きました。
── 社内外からの反響はいかがでしたか。
谷様:過去作も掲載されているということで、当時の読者の方や作家さんのファンから、SNS上でかなりポジティブな反応がありました。特に作家さん本人が喜んでくれていたのが印象的でした。短い期間での開発でしたが、その中できちんとGakken様のご要望に合わせたかたちでローンチできてよかったと思います。
── 今後はログイン機能や課金機能の導入なども検討されているそうですね。
谷様:今はまだ小さなサイトかもしれませんが、ユーザーに楽しんでもらえるような機能を追加して、試し読みだけで終わらせず、もっとユーザーの定着につなげていきたいです。
やはり、あらゆるサービスがあるなかで、似たりよったりのサイトが多くなってしまうので、競合のサイトを調査してどういう差別化が必要なのかを考えていくことは重要だと思います。ソニックムーブさんとはそう言ったことも会話しながら、今後も一緒にサイトを成長させていけたら嬉しいですね。
担当ディレクターのコメント
本案件はGakken様のガッコミのサイトの仕様を一部流用した開発だったため、過去のドキュメントを精査し、テーマや要件に差分がないかを重点的に確認しました。特に、仕様の抜け漏れや相違が発生しないよう、過去データと現行案件の情報を合わせてチェックを実施しています。
また、関係者間での情報連携を密に行い、進行中の変更や補足事項が即時共有される体制を整えることで、判断の遅れや再作業を防ぐよう努めました。
加えて、SEGA XD様からのご回答や確認対応も非常に迅速で、こちらからの確認事項に対してスムーズなコミュニケーションを取っていただけたことが、全体進行の円滑化に大きく寄与しました。
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