アプリ連携による「プロレシピ」を含め100通り以上の飲み方が楽しめる

ドリップポッドはプロのハンドドリップの抽出メカニズムを再現したUCCグループ独自のカプセル式コーヒーシステムです。「DRIP POD YOUBI」はそのフラグシップモデルとして開発されました。一番の特長は「プロレシピ」を含め100通り以上の飲み方が楽しめることです。公式アプリとBluetooth連携することで、コーヒーのスペシャリストたちが開発したレシピでの抽出が可能になります。蒸らしや抽出の設定を細やかにコントロールすることにより、同じカプセルでも異なる味わいを楽しむことができます。ソニックムーブは、アプリ部分の開発担当としてプロジェクトに参画いたしました。

UX設計から開発まで、コミュニケーションを繰り返しながらご要望を形に

本件の開発は、ブレスト段階からお打合せを繰り返し、綿密なコミュニケーションを取り合って実施しました。UX設計やそれを実現するためのUIについて、良いものを目指し互いに意見を交換。今回はUX設計の初期段階から実装までをソニックムーブが一括で担当したため、「ユーザーにとって価値があり、なおかつ実現可能な機能設計」を最大限取り行うことができました。先に何が実現可能か考えるのではなく、ユーザーにとって至上の体験は何かを考え、それを実現するためにはどうすれば良いかという考え方を大切に設計しました。

お打合せを重ねる中で、このアプリの価値は「忙しい方でも気軽にプロのコーヒーが楽しめること」に決定。多様化する現代人のライフスタイルに寄り添うサービスを目指しました。UX設計ではまずサービスのユーザーとなるペルソナを策定。定義したペルソナに沿ってカスタマージャーニーマップを作成し、より良いUXを実現するため丁寧に検討しました。

価値仮説を実現し、かつ万人に受け入れられるデザイン

カスタマージャーニーマップから定義した価値仮設を元に、実際のUIを設計していきます。今回は「忙しい人でも簡単に操作ができる」ことを最優先の価値としました。次に「新しいコーヒーの楽しみ方が知れる」ことを設定。そうした優先順位を明確な根拠として、ファーストビューの内容やコンテンツの並び順を決定していきました。また、どんな人のライフスタイルにも自然に馴染むことができるよう、年齢性別を意識させない画面デザインを採用しました。

Bluetoothで本体と接続できる機能を仕様からご提案

Bluetooth接続を用いた機能について、機器本体を製造するベンダー企業と協力し、データの受け渡し方法を検討、仕様のご提案をいたしました。主な機能はアプリを利用し本体を操作する「プロレシピ」機能と、それを本体に登録できる「お気に入り」機能のふたつです。コーヒーマシンとは従来規定のレシピで味わいにブレが出ないことが特徴ですが、今回はマシン本体とアプリをBluetooth接続することで、プロレシピでの抽出が可能になり、同じカプセルでも淹れ方で味わいが変わるため、さらに自由にコーヒータイムを楽しむことができます。

実際のユーザー利用データを取得し分析

ユーザーの嗜好を探るにあたり、アプリ連携することで、利用時間やカプセルごとに複数設定されたレシピの抽出数などの情報を蓄積し、実際の生活のなかでどういったシーンで飲まれているかを伺い知ることができます。アンケートよりも広く実態に即した豆（カプセル）やレシピの利用データを、様々な事業分野での活用を見据えアナリティクスに蓄積しています。また、それらのデータを元にアプリでの見せ方も改善していく必要があります。運用サイクルの中でデータを元に最初に立てた価値仮説を検証、課題や改善の余地についてご提案していく運用フローを実施しています。

URL: https://drip-pod.jp/Lp/youbi.aspx